映画評レビュアー分析
健全なる映画ファンなら映画レビュー、見ますよね!?
僕はけっこう見ます!
しかも見る前にネタバレを見てから見ます。
だってそのほうが安心だもんね!
でも、そのレビューも公平なレビュアーのレビューを見なくては大変なことになります。
せっかくいい映画なのに、酷評されていたレビューを真に受けて見なかったり、レビューを読んでこれは面白い!と思った映画を見たら脱糞するほどつまらなかったとか。
今日はそんなことが無いようにレビュアーたちを分類し、分析してみたいと思います。
レビューを読みながら、「あ、このレビュアーは○○タイプだから、ちょっとこの部分は差し引いたほうがいいな?」とか考えながらレビューを読めるようになればきっとあなたも素敵な映画生活が送れるはずです!!!
(1)○○はよかったのに・・・タイプ
特定の映画監督に特別な思い入れを持っている人に多いタイプ。
その監督の作品が自分の思っているような映画でなかった時、「あ〜あ、○○はよかったのに・・・○○監督も勘が鈍ったか?」などと思わず毒づいてしまいます。
しかもその監督の作品を色々見ているのかと思いきや、過去の代表作を見ているだけだったり・・・。
ひとつの作品を見ただけで監督のすべてがわかってしまうエスパー君なのでしょうか。
(2)映画命題教タイプ
暗い映画や、重いテーマを持った映画などには高評価を上げて、その他の映画には「中身の無い映画」とばっさり一刀両断。
すべての映画は暗く、重く、心が震えるような命題が無くてはいけないと信じきっている、映画命題教の信者です。
たまに、くだらないコメディ映画に、理解できないような重い命題を見出して高評価を与えたりしていることも。
(3)○○熱烈ファンタイプ
監督・出演者・音楽担当などなど、自分の好きな人が出てたら文句なし高得点!
「映画自体はそんなでも無いけど、○○君がかっこよかった」
「映画・スタッフともに糞。しかし全編通して流れる○○の音楽は秀逸だった・・・。」
・・・えぇ!?そんな理由で高評価!?(まあいいんですけど)
(4)冷静沈着分析タイプ
映画を見たら分析し、わからないことは調べて、見直して、また分析し・・・という分析好きなタイプ。
冷静沈着なため、おおむね公平なレビューが多いが、中には途中から独りよがりな展開に勝手に酔いしれて、独壇場オナニー(独眼流正宗みたいね)になることも。
このタイプ、映画が好きなのか、分析が好きなのか、分析している自分が好きなのか(多分これ)。
(5)ぜってー高評価はつけないぜ!
すべての映画をバッサバッさ。
しかもその多くが「くだらない」「見る価値なし」と、一言二言で一刀両断。
じゃあなんで映画を見るの?と問い詰めたくなるタイプ。
あ、嫌いな映画だけ評価しているのか・・・。
それはそれで、うーん。
(6)いやー、映画って本当に面白いですね!
映画大好き!映画見るなら楽しまなくっちゃ損!とばかりに、すべての映画に高評価をつけるタイプ。
難点を書いても、それを上回るお楽しみポイントを書き連ねるので手に負えない。
差し引いて読めば問題ないんですけど、中には本物がいるんですよ。
本当に魅力的な文章で、どうしようもなく退屈な映画を紹介してくれる魔導師のようなレビュアーが・・・。
というわけで、映画を見る前には、上記のタイプ以外のレビューを参考にして見る映画を決めたらいいと思います。
しかし映画評のポータルサイトって面白いですよね。
個人の趣味嗜好がこんなに沢山いっぺんに見れる場所ってなかなか無いですよ。
これを分析して、自分の好きな映画・嫌いな映画をいくつか入力すると、自分の性格がわかる「映画占い」的なものが作れそうですねぇ。
だれか作ってください。
あ、そうそう、僕が好きなマジソンズさんの最低映画館のレビューはすばらしいですね。
ここまで独断と偏見に満ちつつも、やさしくユーモアに富んだ映画評はなかなか無いです。愛を感じます。あああ
いやー、映画評って本当に面白いですね!